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アニメーターの仕事・ジブリ作品の仕事

2016年01月21日 アニメーターの仕事・ジブリ作品の仕事

1月21日に元スタジオジブリ作画部のアニメーター舘野仁美先生と大橋実先生さんの「アニメーターの仕事・ジブリ作品の仕事」と題しての特別講義がありました。

舘野先生は、一昨年12月に西荻窪に「ササユリカフェ」をオープン、昨年11月には中央公論新社から「エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ」の書籍を発売。大橋先生は、株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム作画部に所属し、劇場アニメーション動画スタッフとして活躍中。

講義は、お二人が担当した作画のカットごとの説明を大橋先生は絵を描きながら、舘野先生は歩きについて自ら足の運びを体現しながら、アニメーターの仕事について詳細に解説。『耳をすませば』『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』などを題材にして、監督とのやり取りも交えての話もあり、現場での空気と担当スタッフの作画に対する姿勢について的確に学生に伝えて頂きました。またジブリでのアニメーター新人育成研修の指導についての話もあり、講義の最後には舘野先生の著書「エンピツ戦記」と、その本に大橋先生が描いた挿絵のカットについても語って頂きました。

以下が講義を受けた学生の感想です。

ジブリの作品を例に水の動き、足の上下運動や目の動き(ハイライトの動き)など本当に細かい所の話、描く上でのエピソードをお二人の現場での話を聞いて貴重な時間でした。1年アニメーションを学んだからこそ判る話や、ああ、なるほどととにかく勉強になることばかりでした。絵がうまい、線がきれいだけじゃないということも改めてわかりましたし、求められる動きというものも会社や監督によって違うので正解は一つではないと知りました。ジブリを辞めてから気付いたこともあると聞き、私も残りの学校生活、思う存分たくさんのことを学びたいと思います。

アニメーションはいろんな表現ができなければいけないことを学びました。決してそのことだけに特化するのではなくいろんな絵柄を工夫して描いたりして、自分の出来ることの幅を広げていくことで絵は上手になっていくのだと思いました。

アニメーターの仕事をやっていく上で重要なことを聞くことができ良かったです。貴重すぎると言っても過言ではないくらいで、かなり濃くお話を聞くことができました。

本日の講義 舘野先生 大橋先生 ありがとうございます。


歩きの説明をする舘野先生vlcsnap-2016-01-28-15h22m13s783


動きの絵を描きながら説明する大橋先生vlcsnap-2016-01-28-15h26m24s574


『エンピツ戦記〜誰も知らなかったスタジオジブリ』について語る舘野先生・大橋先生vlcsnap-2016-01-28-15h27m01s984

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